バイク離れの実態と原因と今後のバイク業界についてまとめてみた

つい先日、某バイク販売雑誌の編集・営業担当の方とお話しする機会がありまして、その時に話題にあがったのが

「バイク業界がヤバイっす」

という話でした。

具体的に何がヤバイかというと
「バイクが売れなさ過ぎて、仕事がなくなるかも知れません」
という事でした。

私個人はユーザーに戻っているので仕事がなくなるという心配は無いのですが懇意にしているバイク屋さんも「バイクが売れない」と言っていたのでその話題に興味を惹かれ、色々と聞いてみました。

※以下、某バイク販売雑誌の方と私の会話

「バイクが1番売れていた時代はいつだと思います?」

「87年とか?」

「それくらいです。その頃は年間新規・中古車で何台売れていたと思います」

「年間?100万台?」

「300万台です。じゃあ2017年で取った統計で何台売れてたと思います」

「20万台?」

「惜しいですね。30万台です。じゃあバイク屋さんはどれくらい減ってると思います?」

「あんまり減ってないんじゃない?」

「そうなんですよ!あまり減ってないんですよ!」

「じゃあ、いいじゃないですか」

「でも、減っていく事は目に見えているじゃないですか。
そうなると僕らの仕事は確実になくなっていくんですよ」

 

現在、全国でバイク販売雑誌に掲載している店舗は4000件程との事ですが売り上げ不振でバイク屋が閉店したり、広告費に毎月お金を掛けれなくなってきている店舗も多いようです。

また、ネットでの通信販売が発達してきたので独自サイトでの販売に切り替えるバイク屋さんが多くなってきているらしいです。

バイク離れの実態と原因

 

昔は良かったという事を長年に渡りバイク屋をされている方が言っていましたが、10年程しかキャリアがない私でも体感できる程に毎年バイクを購入する人が減っていると思います。

実際に現場に立っているからこそ分かるものが、そこにはあります。

我々の体感や先ほどの某バイク販売雑誌編集者の話を裏付けるものとして

日本国内のバイクの新車市場は1982年の326万台をピークに右肩下がりが続いており、
2015年には全盛期の87.7%減の40万台規模にまで落ち込んでいる。
※日本経済新聞より

という情報もありました。

数字の統計の取り方で差異はあるんだろうと思いますが
300万台→30万台という事は真実なんだろうなと思います。

 

では、その原因は?というと単純で
【欲しいけどお金が無いから】
であると私は思います。

 

実際にバイク屋さんをしていた頃、多かったのが
「ローンが通ったら買いたいですね~(ローン通らず)」
「ちょっと、考えます(その後、何度も見に来ては帰る)」
「昔、コレに乗ってたんですけどねぇ…(遠い目)」
というものです。それが年々増えていったと思います。

また、客足も遠のきました。来店する人数が少なくなったんです。
そのかわりメールだけの問い合わせは増えました。
ただ、そこから購入につながる事は体感的に10人に1人くらいかなと。

 

このような体験から私はユーザーの減少(バイク離れ)を
【お金がなくて、買いたくても買えない】のが原因だと思うわけです。

 

また、若者のバイク離れというのも、ほとんどの理由は免許を取るのも、バイクを購入するのも、バイクを維持するのもお金がかかるので無理というものなんでしょう。

個人的に「若者の~離れ」というのはコレに起因しているのがほとんどじゃないかと思うわけです。

メーカーでしか新車を買えない時代に…

 

つい先月の話ですがホンダがドリーム以外の販売店で排気量125cc以上の新車の売る事を禁止しました。

※追記:調べたらあったので載せておきます(2018-07-08)

ホンダ(本田技研工業 )は国内の二輪販売網を再構築し、現在5通りの販売体制を2018年4月から、「Honda Dream(ホンダドリーム)」と「Honda Commuter(ホンダコミューター)」の2チャネル体制へと変更する。その背景にあるのは国内の二輪車市場の冷え込みがあると見られる。
https://www.excite.co.jp/News/economy_g/20170212/zuuonline_139336.html

 

噂では神戸(大阪?)のホンダドリームが昔からの付き合いのある業者に新車を卸したら、ドリームの看板を剥奪されたとか…

レッドバロンなどの大型店舗でさえ、そういった事ができなくなっているようで知り合いの店長などは嘆いていました。

 

また、カワサキは先だって今年の3月(だったと思う)に250cc以上の新車の販売は直営店でしか行わないとしています。

どうやら一つの県に一つの店舗(直営店)という方針らしくますますカワサキのお店で新車が買いにくくなっていくようです。※在庫分まではこれに当たらないとは聞きましたが…

 

あと、6月30日付けでパーツなども値上がりしたという話も聞きましたしメーカー直営店以外の店舗への締め付けがスゴい事になってきています。

 

中古車はこれに当たらないとは言えども、こうした方針でこの後、10年、20年と経っていくうちにバイク屋さんの数はものすごく減少するのではないかと予測できます。

 

まだヤマハとスズキに関しては、そういった事は行っていないようですが追随して新車を卸さないという方向になっていくのではと思います。
もしかしたらスズキはやらないんじゃないかと、私の周りでは淡い期待が持たれているようですが、正直分からないですね。

 

ユーザーとしての付き合い方は…

正直、こうしてどんどんバイク屋さんがなくなっていく状況を寂しく思う反面、今後どうしていったらいいのか?という事がみなさんの中にもあると思います。

今まで懇意にしていたバイク屋さんが急にお店を閉める事もあるわけで…
本当であれば乗っているバイクを購入した店舗や整備をしてもらって、自分のバイクの事も分かってもらっている「かかりつけの医者」のような人がいる店舗なども消えちゃう可能性があります。

そうした時に二つの選択があると思うんです。

1つはマジで流行っているプロショップにお願いする。
もう1つは自分でなんとかするという方法ですね。

私はある程度、自分でメンテナンスするようにしています。

というのは趣味っていうところもありますが、工具が揃っていてやり方さえ分かれば整備も金額的にかなり安く抑える事ができるからですね。

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用品店、ヤフオク、ネットの情報を駆使すればそれほど難しい事ではないでしょう。

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ただ、どうにもならない事はあるので、そこはプロショップにしっかりとお金を払ってしてもらいます。

自衛といっては大げさに聞こえるかも知れませんが、そのバイクに乗っているのは自分ですし愛車のメンテナンスは自分でしてバイクの状態を確認するのは必要だと思いますね。

あとは自分のバイクの車種を専門的に診ているショップを知っておく事。
これだけでかなり安心感が違います。

メーカー直営店が一概に良いとは思ってませんがどこにメーカー直営店があるかは把握しておくといいでしょう。純正消耗品パーツなどは購入できますから。

今後のバイク業界はさらに縮小する

 

まとめとして、以上の事からバイク業界はさらに縮小していくと予測できます。
特に125㏄以上のバイクとなると、その傾向はドンドン加速していくでしょう。

バイク屋さんは消えていくし、パーツも取れなくなる。
これはもう、ある程度は自分でするしかなくなるわけですね。

今からバイクを購入しようと思っている方はそこらへんの見極めが大事になってくると思います。

自分でできるのか、パーツはあるのか、維持はできるのか…めんどくさい話ですけど、乗り続けると決めているならば必要な事です。

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