テンプター400の中古市場相場(ヤフオク)と私的インプレッション

スズキを代表する単気筒バイクと言えばボルティやグラストラッカー、
ビッグボーイなどがパッと思い浮かぶと思いますが
【テンプター400】となると知らない方も多いかと思います。

一般的に「不人気車」というカテゴライズされてしまうのが
この【テンプター400】ですが、私個人の見解ですと
スズキの隠れた名車だと思うのです。

まず、その日本車なのに英国車然としたスタイリング
直立したエンジンの造形、フロントブレーキはなぜかダブルドラムブレーキ、
そしてキックなし、セルスタートのみという仕様…
対抗馬であるホンダGB400やヤマハSR400には無い魅力があると思うわけです。

ちなみにこの直立したエンジンは、かのスズキ迷車アメリカンの
【サベージ400】と同じエンジンとなっています。

また、本気を出せば「サベージ650」のエンジンパーツを使用、
もしくは載せ換えをし【テンプター650】として乗る事もできます。
※載せ換えの場合は改造申請などが必要です。

スズキの隠れた名車(と思う)【テンプター400】は
そんな可能性にまみれた不人気車なのです。

テンプター400は不人気車であるのか?

 

テンプター400は1997年~2000年までスズキの単気筒バイクとして
販売されていた車両です。

対抗馬であるSR400は2018年で発売開始から40周年ですが
このテンプター400は”たった3年”ほどで販売が終了しています。

その理由は…売れなかったから!

戦う相手が強すぎたのだ…SRには敵わないよ…
そして時代も悪かった。

1997年といえばゼファー400より始まった
「ネイキッドブーム」の残り香が強く残っており、
かつドラッグスターから始まる「アメリカンブーム」が起こり始めた時期です。
また1990年代半ばといえば、TW200がアホ程流行っていた時期も重なります。
バイク業界としては混沌とした時代だったと思えます。

そんな中で古き良き英国車(バイク)としたスタイリングの
テンプター400が注目されるのは至難の業だったでしょう。

え?

同じ時期(1999年)に販売された古き良き英国車スタイルの
カワサキWシリーズ(650/400)は売れたではないか?

う~ん、それは知名度が違いますからねぇ…
Wシリーズと言えば、往年の名車であるW1から始まる人気の高いバイクですし、
W650/400はちゃんとトライアンフから技術を学んで
バーチカルエンジンを造ってますからね。

バーチカルエンジンは垂直に立っているエンジンの事なので
テンプター400もバーチカルエンジンと言えるのですが
シングルとツインでは振動やフィーリングが違います。

どちらがより英国車然としているかは
以上の事からも、ご理解頂けるかと思います。

なお、テンプター400は最終的に新車が投売り価格で販売されていたらしいので
当時、安い価格で新車を購入できた人はラッキーですね。

今はカフェレーサーカスタムのベースとして
そこそこの人気があるようですし、何より玉数がないので
人と違うバイクが欲しいという方にはちょうど良いバイクだと思います。
バーチカルシングルエンジンの英国車(風)なんて探してもないですから。

ガチの英国車シングルバイクでいえばBSAがあるんですが、値段がね…
気軽にベース車両というわけにはいかない値段です。

それを考えるとテンプター400のコストパフォーマンスの良さが見えてきますね!

私的インプレッション

 

個人的には乗りやすくて好きです。
セルスタートなのが非常に良い感じです。

SR400のようにキックスタートはかからないと地獄を見ますからね。
「単気筒はキックスタートが至高!」という方以外は
絶対、セルスタートが良いです。

エンジンフィールはバランサーが入っているので
乗りやすくて素敵です。

SR400のようにブルブル震えて、ナンバーが千切れ飛ぶ事もありません。
「単気筒は突き上げるような鼓動感が命!」という方以外は
絶対、こちらのエンジンが良いです。

ただ、あのロマンを理解しすぎたダブルドラムブレーキ
普通にディスクブレーキに換えたいと思ってしまいます。

普通に重い。

タイヤ交換するのに一苦労あります。

もし、ダブルドラムブレーキを生かしたカスタムするのであれば、
フロントを「カンリン」のダブルドラムブレーキに換えるというのもありですが、
いかんせん、それだけで途端に高級車になってしまうので
コスパが合わなくなってしまいます。止めておきましょう。

車体自体は重たくない(乾燥重量159㌔)ので取り回しも楽です。
エアクリーナーやマフラーなど換えていけば
更に車重は軽くなっていく事でしょう。カスタムパーツがあればですが…

トラディショナルな雰囲気で持っていくのか
カフェレーサースタイルでカスタムするのか
どちらにしても非常に良く似合うバイクだと思います。

テンプター400の中古市場価格は?

 

現在(2018-07-06)のテンプターの玉数をチェックすると
末端中古市場で9台ほど販売されています。

またヤフオクでは3台が出品されています。

全国で見てもバイク屋さんとオークションの台数を合わせて
12台しかありません。

玉数少なっ!!

これはもう希少車のカテゴリーに入る勢いですね。
調査するまでは、それでも20~30台くらいあるだろうと予測していましたが
それよりも大きく下回った数字に驚きを隠せません。

元々の販売台数が少ないと言えばそうなんですが
これ程、市場に出回っていないと良い個体の選択幅が狭まります。
本当ならば、よく見て回って状態の良いものを手に入れたいところなんですが…

次に価格を見てみると

平均:37.3万円 最安:29.91万円, 最高:42.4万円(2018-07-06)
※バイクブロス調べ

ヤフオク落札相場平均:132741円(2018-07-06)
※直近相場120日間 台数10台

となっていました。

値段自体は希少車だからといって、それほど高騰している感じは無いですが
それでもバイク屋さんで整備済み車両を手に入れようと考えると
30万ほど費用がかかります。

ヤフオクは確かに安いですが、不動車なども出品されていたので
それを考慮して普通に乗れそうな車両をみると
15万~18万程で取引されている感じです。

ただこれは消耗品の整備がされていないと考えられるので
タイヤ、チェーン、バッテリー、プラグなど交換すると
部品代だけで6万程かかるようなので、21万~24万が車体価格と考えられます。
※量販店販売のおおよその価格で計算してます。
※※部品によっては安いものがあります。

しっかり情報をチェックして、自分でできる所をすれば
20万前後で長く乗れるテンプター400がゲットできそうではありますね。

 

まとめ バイクを購入した後に…

 

自分の好みのバイクを購入したけど、
いざ乗ってみると自分の思ったものとは違ったものだったり、
これじゃない!と思う事はよくある事です。

乗り続けるとだんだんと良さが分かってくるタイプのバイクもあるので
一概には言えませんが、フィーリングが合わないとトコトンあいません。

私の知る限りでは、最速3日で乗らなくなった人も…
これはもうしょうがないです。さっさと次に行きましょう!
きっとあなたにマッチするバイクがあるはずです!

ちなみに私は4気筒バイクは全く合いません。
過去にCB750Fエクスクルーシブという4発のバイクにも長く乗りましたが
最終的に全然ダメという結論に至りました。

また、長く乗るなら乗るで絶対必要なのは【任意保険】です。
任意だったらかけなくてもいいじゃな~い?という人から事故をします。
神様もうまく世の中の理(ことわり)を造ったものだな、と。

対人対物はもちろん、他者保険特約や弁護士費用特約など
絶対、乗るならつけておかないといけない(と思う)事が多くあります。

バイクに慣れているから、保険料が高いからといった理由で
任意保険をつけないでいて事故をすると本当に大変です。

自分自身で調停をする手間と、自分の貯金を超える請求金額がきた時は
本当に頭を抱えました。

 

笑い事じゃないですよ!w

 

というわけで長く乗るなら任意保険をかける!これは必須だと思うわけです。

 

最後にバイクに乗るという事は自分自身で責任をもって
バイクの面倒をみていかなければならないという事を頭に入れておいて下さい。

いわゆる【メンテナンス】です。
バイクはガソリンが切れても走りませんが、タイヤがパンクしても走りません。
ライトが切れても走れませんし、オイルが漏れきったら焼け付きます。

彼氏彼女、嫁、子供をないがしろにすると
手痛いしっぺ返しがくるように、メンテナンスされていないバイクは
あなたを裏切ります。

そんな事がないように、最低限の工具やパーツは揃えておくべきだと思います。

ちゃんと愛車の面倒をみてないライダーは
山の中で遭難しかかったり、何もないカーブで滑ったり…
そんな事がないようにしっかりとしたバイクライフをおくりましょう!

 

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