FT400/500アスコットの中古市場価格とメンテナンスについて

単気筒のトラッカー好きとして、
これを紹介しないわけにはいきません。
今回紹介するのは【ホンダ FT400/500アスコット】というバイクです。

このFTというバイクは一言でいうと「不人気車」です。
いや、時代に恵まれなかった不遇のバイクというべきか。

実際乗ってみると、小気味良いサウンドで
単気筒独特のフィーリングが非常にグッドなバイクなんですけどね…

当時、これのデザインを担当したHRA(ホンダ・リサーチオブ・アメリカ)の
松澤さん曰く「デザイン段階では、もっとカッコよかった」と
バイク雑誌で語られていました。

今でこそトラッカーというスタイルはFTRやTWといったバイクのおかげで
一般的なスタイルとなっているんですが、
このバイクが発売された当時(80年代)といえば、レーサーレプリカが流行った時代。

Youtubeに現存する当時の動画を見ても
その流行具合が見て取れるでしょう。

シャープでいかに峠を早く走るか競っていた時代に
泥臭いスタイルのFTは全く受けなかったようです。

聞いた噂ですと、売れ残っていたFTはほとんど投売り状態で
販売されていたのだとか…もったいない。

 

今、このバイクを乗ろうと思った人はかなりセンスがある方でしょう。
海外ではこの手の古いホンダの車種はカスタムベースとして
かなり重宝されているらしく、ピンタレストなどのインスタ画像に
ピックアップされたりしています。
(FT以外にはドミネーター600とかGL400/500とか)

 

まあ、カスタムしなくとも充分カッコいいと思うんですが、それは人それぞれ。
自分の好きなスタイルにして乗れるのがバイクの良いところですから
どんな風にしようともいいのです。

ただ、元より玉数が少ないバイクですので
しっかりメンテナンスして、生き残らせてくれる人を望みます。
※個人的な思いですのでスルーしてもらって構いません。

FT400/500はどのようなバイクか?

 

だいたいウキペディアを見れば分かるんですが
「発売当時はアメリカでダートトラックレースが流行っていたので作られたモデル」
「ただ、日本では全く売れなかったので短命で終わったマシン」
「アメリカではウケて輸出専用の500アスコットが作られました」
というものです。

ちなみに【アスコット】というのはダートトラックの聖地「ASCOT」から。
ホンダはFT500以外にも生産している車にも同じペットネームをつけています。
そちらは英国の地方から取ったらしいですが、本当か分かりません。
※勝手な予想ですので悪しからず。

先述したとおり、
デザイン段階ではもっと実際のダートラマシンに近い感じでしたが
市販化するにあたってかなり修正されたようです。
元々「FTX650」という(仮)の名前があったという事でした。

・FT400

82年発売。ベースはXL系の空冷単気筒エンジン(RFVCエンジン)。
角型ヘッドライトは兄弟機であるFTR250と同じ。

ダートトラックレースマシンのレプリカですが
そんなに軽くないし、パワーも目が見張るほどもない。
マイルドで走りやすい構成になっています。

・FT500(アスコット)

同年発売。輸出用。排気量は500cc。
400と比較して、さらに玉数は少ない感じがします。

レアすぎて乗っている人がほとんどいませんが
海外でカスタムベースとして人気があるのはコチラ。
やはり輸出用だったからか、あちらではまだあるようです。

FTシリーズと似たようなスタイルでVT500FTというマシンがありますが
そちらはNV系のV型エンジンが搭載されたモデルです。

確かに当時のホンダのダートトラックレーサーは
NV750のエンジンがベースだったので、そっちが正統派と言われればそうかも知れませんが
V型エンジンで500㏄ってマニアックにも程があるぞ、と思いますね。

いっその事750㏄のV型ダートトラックレーサーを販売していたほうが
まだ、現存する玉数が多くなったのでは、と思う次第であります。

 

FT400/500アスコット、共に乗った事がありますので
簡単3行インプレッションしますと…

・RFVCエンジンは良いエンジン。ただトータルスペックは明らかに現行バイクより見劣りする。

・ちょっと重さを感じる。ただエンジンが良いので吸排気をカスタムすれば戦える。

・400と500の違いはそれほど感じない。ただ500㏄の響きが良い。

といった感じでしょうかね。

乗りやすいバイクですが、
本気でカスタムすれば現行車に引けを取らないマシンになるかと思います。
また、そのままで乗るとノスタルジックな気分が味わえるでしょう。
シングルマシンの良いところが詰まっていると思います。

メンテナンスについて

 

まずパーツ供給についてですが、ホンダも純正部品を
ほとんど持っておりません。

悲しいかな、キャブパーツは廃盤となっているので
セカイモンで海外輸入をするか、
パイ数の合う社外キャブレターを使用するのが良いでしょう。

ギリギリあるのがフロントフォークのオイルシールくらいです。
エアバルブトップキャップにこだわらないのであれば
ポッシュ製のアジャスタブルトップキャップに変えてもいいでしょう。
(確かパイ数はFTR223と同じだったと記憶してます)

また排気系ですが、サイレンサーはスーパートラップなどが
一応合いますので、そちらに交換してもいいかも。
なければ金属加工屋さんに頼んでワンオフしてもらってもいいですね。

 

あとキーシリンダーが当時のものは非常にボロい作りなので
できれば変えあげると不安は消えます。
簡単にいうとオンにならなくなりますので、予備を持っておくのがおススメです。
確か、タンクキャップ共にCB750Fなどと同じだったと思います。

エンジン周りのガスケットはまだあるはず。
余裕があれば、早めに交換しておくといいでしょう。

廃盤パーツが多いですが、そこはバイクへの愛で頑張ってみてください!

 

FT400/500アスコットの中古市場価格は?

 

正直、玉数がないので中古市場価格なんてないにも等しいです。
現在は大手のデータには乗っていないので出せません。

ただ、オークションベースで7万~13万といったところ(2018-06-21)
なのでバイク屋さんでの販売価格としては
25万~40万前後(状態によって変わります)くらいでしょう。

私から言えることは「欲しいと思ったら即、購入するべき」という事でしょうか。
購入するチャンスを逃して「やっぱり買っとけばよかった」となるくらいなら
見合った金額でさっさと買ってしまいましょう。

まあ、それほど探している人もいないので
ライバルはいないと思いますが、私の経験上、自分が欲しいと思ったものは
どこかの誰かも欲しいと考えていて早い者勝ちになりやすいって事です。

 

まとめ バイクを購入した後に…

 

自分の好みのバイクを購入したけど、
いざ乗ってみると自分の思ったものとは違ったものだったり、
これじゃない!と思う事はよくある事です。

乗り続けるとだんだんと良さが分かってくるタイプのバイクもあるので
一概には言えませんが、フィーリングが合わないとトコトンあいません。

私の知る限りでは、最速3日で乗らなくなった人も…
これはもうしょうがないです。さっさと次に行きましょう!
きっとあなたにマッチするバイクがあるはずです!

ちなみに私は4気筒バイクは全く合いません。
過去にCB750Fエクスクルーシブという4発のバイクにも長く乗りましたが
最終的に全然ダメという結論に至りました。

また、長く乗るなら乗るで絶対必要なのは【任意保険】です。
任意だったらかけなくてもいいじゃな~い?という人から事故をします。
神様もうまく世の中の理(ことわり)を造ったものだな、と。

対人対物はもちろん、他者保険特約や弁護士費用特約など
絶対、乗るならつけておかないといけない(と思う)事が多くあります。

バイクに慣れているから、保険料が高いからといった理由で
任意保険をつけないでいて事故をすると本当に大変です。

自分自身で調停をする手間と、自分の貯金を超える請求金額がきた時は
本当に頭を抱えました。

 

笑い事じゃないですよ!w

 

というわけで長く乗るなら任意保険をかける!これは必須だと思うわけです。

 

最後にバイクに乗るという事は自分自身で責任をもって
バイクの面倒をみていかなければならないという事を頭に入れておいて下さい。

いわゆる【メンテナンス】です。
バイクはガソリンが切れても走りませんが、タイヤがパンクしても走りません。
ライトが切れても走れませんし、オイルが漏れきったら焼け付きます。

彼氏彼女、嫁、子供をないがしろにすると
手痛いしっぺ返しがくるように、メンテナンスされていないバイクは
あなたを裏切ります。

そんな事がないように、最低限の工具やパーツは揃えておくべきだと思います。

ちゃんと愛車の面倒をみてないライダーは
山の中で遭難しかかったり、何もないカーブで滑ったり…
そんな事がないようにしっかりとしたバイクライフをおくりましょう!

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